努力が報われない人に足りないのは分析力【物事の本質を理解する力】

努力が報われない人に足りないのは分析力【物事の本質を理解する力】

「努力は必ず報われる」という言葉はあまりにも有名で、この言葉を信じて今取り組んでいる事に努力を惜しまず突き進んでいるという人も多いはずです。

確かにこの言葉通り、努力というのは裏切ることは無く、ひたすら努力を注げば結果も付いてくるものですよね。

・・・ただ、中にはどんなに努力をしても全くと言って良いほど成長しない、または結果が付いてこない人がいるのも事実です。

努力の量も人一倍、、、もしくは、それ以上も多いはずなのに一向に変わらない状況が続いて「何で自分は・・・」「自分には才能が無いのかな・・・」と言った感じの人を多く見てきました。

本人からしてみれば「努力しているの何で・・・」と思うかもしれませんが、客観的に見れば一発で原因が分かります。

それらの人に共通している努力しているのに報われない理由は、「分析力」が欠けているという点です。

物事の大抵は努力すれば結果は出ますが、何かで成功したい(大きな成果を出したい)と思う時は「分析力」が無いと思うような結果が出ない場合も多いです。

以下では、努力しても結果が出ない理由や分析力に必要性をより詳しく説明していきたいともいます。

努力をしているのに報われない理由

人は何か新しい事に挑戦すれば必ずと言って良いほど失敗を経験し、その失敗から学びを得て成長していくものです。

なので努力を惜しまないという人は、何もしない人よりも圧倒的に失敗の数が多いですが、実際に経験していることによって総合的なスキルが上な場合がほとんどです。

「挑戦 ⇒ 失敗⇒ 学び(スキルアップ)⇒ 挑戦」を繰り返していれば、徐々にでも確実にスキルアップしていくはずなので、普通はこのサイクルを継続していれば早かれ遅かれ成功すると思いますよね。

でも、広く世間を見てみれば人一倍も努力しているのに全然報われないという人たちは大勢います。(過去の僕もそうでした…)

この理由は、何に努力を注ぎ込むかによって変わってきます。

例えば、テレビゲームとか料理方法なんかは攻略方法とかレシピと言った感じの「変わらない成功法」が存在しますよね。

このようなものに努力を注ぎ込んだ場合、最初は上手くいかなくてもいずれ確実に成功します。

次にビジネスの場合ですが、ビジネスの世界は日々急速に進化(変化)し、周りに沢山のライバルもいて、人々のニーズも時代によって変わってきます。

つまり、ビジネスの世界には成功法というのは存在しなく、常に時代に合ったやり方が求められてきます。

なので、ただ努力しているだけでは報われることは無いんですね。

このことから、努力しているのに報われないという人は、成功法の存在しない物事にチャレンジしている場合と言えますね。

※もし変わらぬ成功法があるにもかかわらず、全く報われない場合は失敗から何も学んでいないだけです。

そして、こういった(成功法が存在しない)物事では「正しい努力」が常に求められ、仮に周りに正しい努力をしている人がいれば、どんどん差を付けられる結果になってしまいます。

ちなみに、「正しい努力って?」については以下の記事(リンク)で詳しく説明していますので、コチラも併せてご覧になってみて下さい。

分析力=本質を見抜く力

分析力というのは、物事に対して「何が正しいか」というのを理解する事で、何かで結果を出す為には絶対に欠かせない能力となります。

とはいっても、何が正しいのかなんて分からないし、そもそも正解が存在しないものであれば何が正しいというのも無い事になります。

そこで必要となるのが、自分自身で考えて答えを出すということです。

考えて見て欲しいのですが言われたことを言われたとおりにしかやらない場合と、「何でそうなのか」「どうしてコレを使うのか」と何事にも疑問を持って、調べ「自分なりの答えを出す」場合では、成長度合いが全く違ってきます。

言われたことを言われたとおりにしかやらない人は、仕事を任されたとしても「なぜ今それをやっているのかすら理解していない」ので、当然スキルアップはしませんし時間だけが消費する状態です。

一方で、何事にも疑問を持ち自分で調べ自分なりの答えを出すという人は、新しい発見を次々にするし、何よりも任された仕事に対し「なぜコレをやらなくてはいけないのかを理解している」状態です。

この思考の違いを僕の過去の経験から少し具体例を出してみたいと思います。

仮に、飲食店でアルバイトをしたとします。

そして店長から野菜の仕込みを頼まれて、切る寸法(大きさや長さ)など事細く指示を受けたとします。

言われたとおりにしか行動しない人は、ただひたすら野菜を言われた寸法にカットするだけですね。

一方の成長する人は、「この野菜が何に使われるのか?」というのを第一に考えるんですね。

何に使われるのか知れば、「もっとこうした方が良いのではないか」とか「こういったメニューを作ってみては?」と言う感じで、改善や提案が出来るし、仕事の幅も一気に広がります。

こうやって、やっている事の本質的な部分を理解し、それを分析して他の可能性を模索できる人は、時代の変化に合わせることが上手で結果を出しやすい人だといえます。

「失敗は成功のもと」+「分析力」=最強

「失敗は成功のもと」というように、人は何かで失敗したら、次にとる行動で全てが決まると言っても過言ではありません。

何かで失敗すれば必ず失敗した理由がありますから、そこで分析力を働かせることで「なぜ失敗したか」を考え行動を見直すことが出来ますし、さらに「もっとこうした方が良いのでは?」と新しい発見もするものです。

ただ、分析力に優れている人は失敗する以前から物事に対して「なんでこうなのか?」「これをやったらどうなるのか?」と考え、色々な仮説を立て実行に移すことが出来ます。

言ってみれば、常に何かから学びを得ようとしている姿勢が半端ない人なので、成長して成果を出すまでがメチャクチャ早いんですよね。

成長するためには失敗から学びを得なくてはいけないというのは勿論ですが、それ以外にも日常の小さなことにも目を向けて疑問を持ち、それに対して自分なりの答えを出すという思考(分析力)はビジネスの世界において最強の武器になるはずです。

今の時代は特に本質を見抜く力が必要

今は情報社会というくらいネット(パソコンやスマートフォン)で調べるだけで大抵のことは知る(解決できる)事ができるようになりましたね。

今や有名メディアとか企業だけではなく、個人でも簡単にネット上に情報を配信できるようになっている為、その情報量も膨大です。

情報量は無限と思えるくらい膨大に存在するので、分からない事は何でもネットで解決できるというくらい便利な時代になりました。

・・・が、その反面、実はネット上の情報と言うのは思っている以上に「本質とは異なる」内容のもので溢れています。

上記の例で書いたようなゲームの攻略法とか、料理のレシピなど「変わらぬ成功法」があるものでしたら、何も疑わずに書いてある通りにやれば問題なくその通りの結果になるでしょう。

ただ問題は、成功法の存在しない分野の情報ですね。

まあ、成功法が無いということは、人それぞれのやり方が存在するということになるので様々な意見・方法があって当然です。

ただ中には、嘘に近いような事を書いてただアクセスを集めることを目的としたもの、商品を売るために実際は使ったことが無いけど良い事だけを抜粋して購入してもらうことを目的としたものなど、本当とは異なることを載せた情報もいっぱい存在しているんですね。

なので、その情報が正しいのかは一旦、自分で考えて自分なりの答えを出すという思考が重要です。

そしてそれに必要なのが分析力ですね。

分析力を磨くには、今まで当たり前と思っていた小さなことでも疑問を持ち違う視点から物事を見て新しい発見をしてみたり、どんな情報にも疑問を持って自分なりの答えを出すという癖を付けておけば、自然と鍛えられていくはずです。

 

 

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