「失敗は成功のもと」という言葉は、誰もが1度や2度ではなく何度も何度も様々な場所で嫌になるくらい良く聞く言葉ですよね。
意味は読んで字の如く、失敗しても原因を考え学びを得ることで、返って成功への近道になる…というものです。
このことから、失敗を多く経験したことがある人の方が圧倒的に成功しているということになりますが、実際は全くそんなことは無いですよね。
なぜなら、失敗しても全くと言って良いほど何も学ばない人も大勢いるからです。
何度も同じ失敗を繰り返す人がいますが、これは失敗から何も学んでいない良い例で、例え失敗したとしてもそこから何も得るものが無ければ、ただ単にヤバイ奴と思われて終了してしまいます。
同じ失敗でも、学ぶか学ばないかで周りからの印象は大きく変わりますし、何よりも自分の今後の人生に大きく(悪)影響を及ぼすのは言うまでもありません。
「失敗は成功のもと」という言葉は誰もが聞いたことがあるはずなのに、実際に本気でそう思って行動している人ってごくごく僅かしかいないんですね。
じゃあ、なぜ分かってはいるのに失敗から本気で学びを得る人が少ないのかという話をしてみたいと思います。
人は失敗を恐れる生き物
一言で「失敗する」と聞くと悪いイメージを持つ方も大勢いらっしゃるかと思います。
実際に、「失敗さえなければ・・・」と悔やんでも悔やみきれないという経験をしたということもあるはずです。
なので、人は失敗しないように行動しようとします。
- 失敗したら怒られる
- 失敗したら笑われる
- 失敗したら恥ずかしい…などなど
理由は様々あると思いますが、一つ言えることは出来るだけ失敗なんてしたくないですよね。
年を取ればとるほど失敗するということに悪いイメージを持つようになり、若いうちにいっぱい失敗を経験していない人は、とにかく失敗を嫌う傾向が強烈です。
なので、基本的に失敗しないようにするにはどうするかを常に考えて生きている人がメチャクチャ多いです。
失敗しないように生きる=成長しない
失敗しないように常に先を考えて行動することは素晴らしい事でもありますが、こういう思考だと自己成長しない場合がほとんどです。
失敗しない人生ってどんな感じか…それは、新しいことに一切の挑戦も無いアンパイな人生と同等です。
また、失敗を経験したことが無い人はとにかく信用されないというビジネスにおいては痛恨的デメリットになることもあります。
その理由については、以下の記事(リンク)に詳しく書いておりますので、ご興味がありましたら是非ご覧になってみて下さいね。
特に、「怒られないように行動する」とか「言われたことしかやらない」という日常では、自分を制御して人に合わせるだけ(人目を気にする)になりがちです。
人間は環境の生き物と言われ、周りに合わせる習性があることから他人と違う事をすることに抵抗があるし、ましてや失敗なんてしたらどうしよう・・・って常に考えたりしているんですね。
失敗しないと学びを得ることは無いと分かっていても、それ以上に失敗を恐れる…
これはもう、本能的な部分でもあるので、実は失敗を成功と捉える思考力というのは本能と逆らった生き方をしなくてはいけないとも言えるんですね。
言うのは超簡単だけど、実際に継続できる人はごく僅かだということが良く分かりますね。
「失敗は成功のもと」口癖のように言うだけ
何かやって失敗する度に「失敗は成功のもとだから!」って決まり文句のように言う人ってかなり多いように思います。
でも、その後も同じ失敗を何度も繰り返す…これって失敗から何も学んでいない証拠ですよね(汗
これって、「失敗は成功のもと」という言葉が有名すぎるせいで、人々の頭の中に失敗すること自体が良い事っていう認識を与えているようにも思っちゃいます…
又は、失敗した時の単なる言い訳として使われる言葉にもなっているような気が…
でも、そういう人たちはこの言葉の意味(本質)を何も理解していません。
失敗したら原因を追究し、次に繋げることが出来て初めてこの言葉の意味(本質)を成します。
思っている以上に失敗から学びを得る人は少ないのかなとも思えてきます。
とはいっても、そういって自分自身を奮い立たせている姿を見るとポジティブに見えるので客観的な印象は良いですよね。(最初だけ)
ネガティブよりかはポジティブの方が良いかもしれませんが、同じ失敗を何度も繰り返すだけのポジティブは、、、言い方が悪くなってしまいますがシンプルにウザい人になってしまうので、結局のところ学ばない人というのは印象が悪くなるのは避けられません。
人は過去の大きな失敗を忘れたがる
失敗の分だけ学びがあり、特に大きな失敗を経験すればそれは大きな成長に繋げられるチャンスでもあります。
・・・ただ、人は失敗することを恥ずかしいと思ったり、思い出したくないと目を背けたりします。
特に、超絶トラウマ級の失敗なんて絶対に忘れたいと思う、、、というかもう無かったことにしたいと思うのが普通ですよね。
つまり、失敗は学びの場ではあるけれど、人はその失敗から逃げる傾向にあり、まずは失敗したことを受け入れられなければ、そもそも学びなんて得られないんですね。
「過ぎたことを気にしてもしょうがない」ってよく言われますが、確かに失敗をいつまでも引きずっていては先に進めません。
・・・が、失敗から何も学ばなければ結局また同じ失敗をする可能性が高いので、結局のところ先には進めないのと同じです。
なので、失敗から学びを得るには、例えどんな失敗をしたとしてもそれを受け入れるメンタルとか、逃げない思考というのが絶対に必要です。
本気で失敗を学びに変える唯一の方法
上記の事から、「失敗は成功のもと」と良く分かっていても実際にそれを実践できている人ってごくごく少数(僅か)しかいないと言えます。
とはいえ、成長する人とか成功者はかならず持っている思考であることは間違いありません。
そういった人たちを見ていれば分かりますが、本気で失敗を学びに変える方法と言うのは、かなり明確に目標とか夢を持つ(設定する)ことです。
もうこれが唯一の方法だと言っても良いですね。
もう何が何でも絶対に達成したいことがある場合は、それ一直線になって周りなんて気にする余裕すらなくなりますし、失敗しても何でダメだったか考えて諦めずに立ち向かいますよね!?
こうなると、意識が全く違いますからね。
・・・例えばの話ですが、預貯金ゼロの人に「1週間後までに1,000万円用意しろ」って言っても、まあほぼ100%無理ですよね。
ただコレが、「1週間後までに1,000万円用意しないと”死ぬ”(表現悪くてスミマセン)」とかだったら、用意する人も出てくるはずです。
人間の意識と言うのは、超極端に言えばそんなもんで”死”と隣り合わせになることで最良の選択が出来るようになるとも言われています。
なので、失敗しても学ばないというのは、そうしなくても良いという余裕がどこかに必ずあるという事なんですよね。
僕が今まで出会った成功者では、自ら「退路を断ってもう成功するしかないという状況を作り出す」ということまでやって、自分を追い込んでいた人がいっぱいいました。
今現状、どんなに凄い人であってもここまでやらなきゃ意識を変えるのは難しいという事が分かります。
そうすることで、失敗しても冷静に自己分析して「失敗は成功のもと」に繋げることが出来るという事ですね。
まあ、ここまでやる必要は無いと思いますが…
いずれにしても、「失敗は成功のもと」は誰もが良く使う言葉ですが、実際にどれだけ本気で失敗を学びの場だと“本質”を理解しているかが重要と言うことですね!
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