世界で圧倒的なシェアを誇るWordPress(ワードプレス)が、どうやら「時代遅れ」とか「将来性が無い」、さらには「オワコン」とまで囁かれ始めているようですね。
ちなみに、ワードプレスというのはCMS(Contents Management System / コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれるもので、記事コンテンツや画像、レイアウトなどの情報を管理する、いわば誰でも簡単にブログを運営することが出来るシステムです。
世界中にあるサイトの実に3割以上がワードプレスから出来ていると言われ、世界中で使われているCMSでは60%以上のシェアを占めるほど圧倒的な存在となっているんですね。
そして、日本国内のシェアはなんと、、、80%以上にも上ります。
ちなみに、僕が書いているこのブログもワードプレスを使っていますし、もし「新たにブログを始めるなら何からやればいい?」と聞かれれば、迷わずワードプレスでブログを始めることをお勧めしています。
その理由については、以下の記事で詳しく書いていますのでご興味がありましたらご覧になってみて下さい。
僕のブログのみならず、他の情報発信者の多くがワードプレスを使っていますし、ワードプレスでブログを開設することをお勧めしているのが分かるはずです。
そんな圧倒的なシェアと人気を誇るワードプレスが、「オワコン」「時代遅れ」「将来性が無い」なんて聞いてもちょっと違和感を感じる人も少なくないはずです。
じゃあ、何でワードプレスが「オワコン」「時代遅れ」「将来性が無い」と言われるのかについて僕なりの考えを書いてみようと思います。
ワードプレスがオワコンと言われる理由
「ブログオワコン説」とか「YouTubeオワコン説」など、何かと一躍有名(話題)になったものには必ず「オワコン説」は付きものですね(笑
これからブログを始める人が「ブログオワコン」とか「WordPress(ワードプレス)オワコン」という文言を見ると「今から始めても無駄なのかな・・・」と思ってしまうかもしれません…
最初に断言しておきますが、全然オワコンじゃないのでご安心を。。。
ちなみに、ブログやYouTubeがオワコンと言われることに対して思う事と、今後稼ぐ為に必要なスキルなどを書いた記事が別にありますので、宜しければ併せてご覧になってみて下さい。
それでもオワコンオワコンと言われる理由については、これはブロガー目線ではなく「開発者目線」、つまりエンジニアが言い出したのが始まりだと思っています。
IT業界でワードプレスのテーマ(テンプレート)とか、プラグインなどを開発するお仕事をしている方々ですね。
ワードプレスは上記でも書いた通り世界中は勿論、日本国内でも圧倒的なシェアを誇るシステムとなっています。
当然、利用者もメチャクチャ多いのでワードプレス関係のお仕事は「稼げる」分野ということが判断できますよね。
僕も個人的にプログラミングを勉強してワードプレスのテーマを作成するお仕事を請け負っていましたが、かなり高単価な案件がゴロゴロありました。
個人レベルでも稼ぐことが出来ていたことから、ワードプレス関係の仕事は稼ぎやすい分野なのは間違いないです。
ただ、稼げる分野とか稼ぎやすいものというのはいつまでもその状態が続くというのはあり得ません。
なぜなら、稼げるって分かれば参入する人も多くなってくるからです。
他にも、シェアが他に奪われて市場規模が縮小していくということもあるでしょうけど、ワードプレスに関しては今のところ右肩上がりで世界1のシェアを獲得しているのでコレには該当しません。
つまり、ワードプレス関係の仕事で稼ごうと参入する人がメチャクチャ多いってことですね。
しかも、今はコロナ禍の関係もあって自宅で出来る仕事を探してプログラミングを勉強する人、フリーランスとして活動する人など、ワードプレスに目を付ける人も多いはずです。
そうなると、今まで「稼げる!」とか「稼ぎやすい!」と言われていた分野がどうなっていくか…業者内や個人レベルでも案件の取り合いが始まります。
個人レベルでも参入する人が多い分野と言うのは、どうにかして案件を取るために価格をどんどん下げるということも普通に行われます。
その結果、稼げないとまではいかないけど、以前のようには簡単に稼げる分野では無くなるといった感じになってきます。
要は、稼ぎやすいというのは需要に対して供給が追い付いていない状態で、供給が徐々に上がってきて需要に追い付いてしまうと今まで通りには行きませんよね。
ワードプレス(開発)は今まさにこの状態まで来たんだと判断しても良いかと思います。
なので僕は、「オワコン」という言葉が流れ始めたら、その分野に一種の時代の変化が起きているんだなぁ~と思うようにしています。
ワードプレス自体がオワコンではない
まあ、一つ言えることはワードプレス自体がオワコンという訳ではなく、ワードプレス関係(テーマ作成など)のお仕事でお金を稼ぐ場合は、以前と全く同じことをやっていても稼げないかもしれないという事ですね。
とはいえ、市場規模が膨大過ぎることから普通に稼げる市場ではあると思います。
ただ、爆発的に稼ぎを出す為には付加価値など、他がやっていない事を取り入れていかないと難しい段階まで来ているのかもしれませんね。
ちなみに、プログラミングほぼ初心者の僕がワードプレスで高額案件を取れた理由について詳しく書いた記事がありますので、ご興味がありましたら是非ご覧ください。
圧倒的存在もいつか終わりが必ず来る
平家物語の祇園精舎ではないですが、どんなに凄いものでもいつか終わりは必ず来るものです。
それは、今現在”圧倒的”なシェアを誇っているワードプレスも例外ではありません。
ワードプレスが最初にリリースされたのは2003年と、ITの歴史から見ても凄く浅いし、これが多くのシェアを獲得して「ブログを言えばワードプレス」と言われるほどまでになったのは比較的最近の事でしょう。
ワードプレスの前までは、恐らく「Movable Type」というCMSが主流だったと思いますが、、、これが瞬きをするかのようにパッとシェアが入れ替わったんですね。
なので、これと全く同じようにワードプレスに代わるCMSが登場して、ワードプレスよりもシェアを獲得して入れ替わりが起こるという可能性は常にあります。
それは、数年後かもしれないし、数十年後かもしれない…
いずれにしても、システムも日々進化していますから、その過程でさらに使い勝手の良いサービスが登場して瞬く間に世界中で使われるようになることがあるかも知れないですね。
WordPress(ワードプレス)でブログ運営オワコン説
「WordPressでブログをやっても稼げない」=「WordPressオワコン」
たま~に、こういった文言を目にすることがあるんですが、これはもうブログ運営の本質からズレまくっているので、初心者の人は真に受けないように注意が必要です。
というのも、結論から言ってしまえば、、、
ワードプレスで稼げなければ、他のどのブログサービスを使っても稼げないという当たり前の事実があるからです。
その逆も然り…
ブロガーが稼ぐことが出来る理由はただ一つ、「記事コンテンツでユーザーに価値を提供する」から収益に繋げることが出来るんですね。
なので、極端な事を言えばブログサービスなんてワードプレスじゃなくても、上記で書いた「Movable Type」を使っている人も大勢いらっしゃいますし、他にも多く存在するどれを使っても大丈夫なんですね。
そもそも、「WordPress」や「Movable Type」、「〇〇ブログ」とか色々とブログサービスが存在しますが、これってブログを始める(記事コンテンツを書く)ために必要と言うだけで、絶対にココじゃなきゃダメと言うものでは無いんですね。
その中でも僕はワードプレスが相当的に良いという理由で使っているし、他の方にも自信をもってお勧め出来るというだけです。
ブログ運営は、立ち上げ後の記事コンテンツを作るのが一番重要で、価値ある記事(情報)を配信することが出来なければ、どんなに良いシステムを使っても稼げるようにはなりません。
例えば、ワードプレスを使っていて全く稼げない人が他のブログサービスに移行したとしても、記事コンテンツの質が上がるわけでは無いので稼げるようにはならないという事ですね。
逆を言えば、ワードプレスで稼げる人は他のブログサービスに移行しても稼げるし、他のブログサービスで稼げている人がワードプレスに移行してきても全く問題なく稼ぐことが出来るという事です。
なので、ワードプレス自体は何も終わっていませんし、言ってみれば昔からある他のブログサービスも何一つ終わっていないんですね。
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