成功者が良く言う有名な言葉に「お金は後から付いてくる」というものがあります。
↑恐らく、この言葉を聞いたことが無いという人の方が少ないはず…
この言葉の意味というか本質というのは、自分の好きな事を突き進めば、いずれそれが多くの人に価値を与えお金となって返ってくるといったものですね。
確かに、何事も最終的には好きでやっている人には絶対と言って良いほど勝てないので、この言葉はまさに「その通り」と言えます。
僕も辛い時とか大変な時なんかは、この言葉に凄く助けられたのも事実です。
そして、この言葉を信じて頑張っていた時期もありましたが、ハッキリ言ってお金は後から付いてくるとは限りません。
確かに、自分が本当に好きなことを続ければお金は後から付いてくるでしょう。
…ただ、ビジネス(仕事)は別物です。
この言葉を信じすぎると、この境目がごっちゃになって「お金は後・・・」という思考に陥りやすいと自分の経験から凄く感じるんですね。
↑今思い題してみるだけで、シンプルに損しまくってきたなぁ~と思う事が多々あります(汗
以下では、「お金は後から付いてくる」という言葉の信じすぎは危険な思考であるという事と、お金は後から付いてくるとは限らないという話をしてみたいと思います。
もくじ
お金は後から付いてくるとは限らない
上記の冒頭でも書きましたが、僕は「お金は後から付いてくる」という言葉を信じて何事も一生懸命取り組んできた過去があります。
⇒ もちろん、今でもその考えは変わっていませんし、今も変わらず一生懸命やってます(笑
なので、何事もまずはお金というより人の為に尽くしてきたんですね。
まあ、僕の性格は人から頼まれたことを断れない典型的な日本人と言った感じで、言われたことを全力でやるといった感じでした…
⇒ 簡単に言えば「良い人(便利な人)」ですね(汗
そうやって何事も頑張ってやってこれたのも、頭のどこかに常に「お金は後から付いてくる」という言葉があったからだと思います。
今は大変でも後から大きな見返りがあるだろう…と、信じていたんですね。
ただ、周りの誰よりも努力して結果をだしても報われない日々が続き、
そんなある時に、「お金は後から付いてくる」という言葉に違和感を覚えるようになりました。
今考えてみれば簡単な事ですが、
▸「目標が無い」
▸「人から言われたことしかやっていない」
↑当時の僕はこんな感じで、行ってみれば何の為に働いているのか分からない…という状態だったんですね(汗
これで結果が出るなら誰でも成功していますよね。
つまり、「お金は後から付いてくる」という本質的な意味を理解せずに、その言葉の表面的な部分しか見ていなかった感じです。
⇒ 少なくとも目標や、何と為に今コレをやっているのかを理解していなければ、その作業を延々とこなしてもお金は後から付いてくることは無いでしょう。
ビジネスの世界では「お金=対価」という事を忘れずに!
起業すれば当たり前ですがお金を稼がなくては会社が潰れてしまいますよね。
個人でフリーランスとして活動するにしても、お金を稼がないことには活動を続けていることは不可能です。
良くビジネスを始める時に、
▸「まずは信用」
▸「低価格(なんなら初回無料で…)」
↑と言った感じで、とにかく最初は信用が無いから実績を作る事が最優先といったことが良く言われます。
確かに、実績はメチャクチャ重要です。
例えば、目に見える実績がある会社とそうでない会社、どっちに仕事を依頼したいか客観的に考えてみれば一目瞭然ですよね。
なので、極端な話をすると超格安でもまずは仕事を引き受けて実績を作る事は非常に価値あることだと言えます。
ただ、あまりにも相手側に歩み寄るのはお勧めしません。
例えば、「通常価格の半額で仕事を請け負う」とか、なんなら「タダでやります!」「サポートも無料(無制限で!)」的な感じですね…
僕がフリーランスになったころの話をすると、当時は仕事を取る為にクラウドソーシングサービスを利用することが多かったんですね。
⇒ 「ランサーズ」とか「クラウドワークス」など
そこで超格安で仕事を引き受けることもありました。
例えば、ワードプレス(ホームページ)のちょっとしたデザインの変更(更新作業)とか、簡単なサイトリニューアルなど…
この時、自分の中では「まずは実績!」という考えから、超格安で案件を引き受けたというのもありますし、何よりも自分にとってそれほど難しい作業では無いので「そこまで高くなくて良いか・・・」という安直な考えもありました。
でも、考えてみれば僕自身その技術を身に付けるのに半年~1年ほどパソコンと睨めっこしてようやく習得したものなのです。
身に付けてしまった自分だからこそ簡単と思うだけであって、依頼している側からすればお金を出すに値する価値ある技術なんですね。
⇒ それを安売りするのは自分の価値をタダさげる行為になってしまいます。
そもそも、ビジネスとしてやっているのでお金を稼がなきゃいけませんよね。
「こちらの技術に対して、それ相応のお金を対価として頂く」というビジネスの当たり前の基本があるので、それを無視して「格安」だけを売りにしているとお金が後から付いてくることはまず無いです。
良かれと思って引き受ける=「都合の良い人/便利な人」
何でも相手に合わせると、ハッキリ言って不幸になります。
勿論、相手に合わせることはとても重要な事ですが、コチラの意見もしっかりと伝え意思疎通することが大切です。
例えば、フリーランスで仕事を取る際に、
「格安」「何でも要望を聞く」というと、聞こえ(見栄え)は良いかもしれません。
ですが、相手からは「安いからお願いする」「何でも聞いてくれるから便利で都合がいい人」というレッテルを貼られることも多いです。
中には、さらに値段交渉してきたり、無理な要望を格安でしてきたりと足元を見てくる人も少なからずいるのは確かです。
コチラが良かれと思ってやっている事であっても、相手は単純に「便利だから(都合がいい)」という理由だけで自分を選んでいる場合、これではいつまで経っても良好な関係値にはならないんですよね(汗
こういった行動パターンを続けていても、お金は後から付いてくることは無いし、人生が不幸になる可能性すらあるので注意が必要です。
「お金は後から付いてくる」を信じすぎるな!目先の結果を出せ!
上記で書いてきたことから、「お金は後から付いてくる」という言葉を信じすぎるのは危険多し…だと思っています。
この辺りは、この言葉をどう捉えるかにもよると思いますが、少なくともビジネスの場合はお金を稼がなくては成り立ちません。
⇒ ビジネスでお金を稼ぐという事は、すぐに付いてくるお金も必要なんですね。
お金を稼ぐという事は、その数字がそのまま他人に価値を提供したという指標になるものですから、「多く稼げる=自分のレベルがアップする」ことと言っても過言ではありません。
なので、お金を削ってでも他人に尽くすというのは、特別な理由が無い限りビジネスの世界ではナンセンスです。
結局のところ、「お金は後から付いてくる」というのは実際に成功した人だからこそいえる言葉です。
今まだ現状に全然満足できていない人は、「お金は後から付いてくる」という言葉を信じるよりも、どうやって目先の売り上げ(収入)を伸ばすかを考えて行動した方がよっぽどマシです。
そうやって、少しずつ結果を出して階段を上って行った先で後ろを振り返った時、「あぁ、やっぱお金は後から付いてくるんだなぁ」って言えるんだと思っています。
コメントを残す