この記事ではFilmora(フィモーラ)を使ってモザイク編集をするやり方を詳しく説明していきます。
モザイク編集と言えば、映したくないものとか映像に都合の悪いものが映っている場合、それを隠すための編集方法で、多用するものでは無いと思いますが度々目にすることも多いはずです。
例えば、車のナンバーとか住所などの個人情報が映りこんでしまった場合、それをそのまま編集せずに動画でアップしてしまうと著作権に引っ掛かってしまう恐れがあります。
また、人の顔を許可なく動画でアップすると肖像権に引っ掛かる恐れがあるので、その場合もモザイク処理をしておいた方が無難と言えます。
そこで、モザイク処理を施せば「著作権」や「肖像権」の問題を回避することが可能なんですね。
Filmora(フィモーラ)では、モザイク編集機能が付いていてそれを使えば簡単に指定した部分を隠すことが可能なので、いざ使いたい時の為に覚えておくと便利です。
ただ、Filmora(フィモーラ)では細かなモザイク編集が出来ないようなので、その辺りも押さえておく必要があります。
以下では、Filmora(フィモーラ)のモザイク処理(編集)のやり方を詳しく画像付きで説明していきます。
また、出来ない事についても書いていきますのでご購入時の参考にもなればと思います。
もくじ
Filmora(フィモーラ)のモザイク機能で出来ない事
まず最初にFilmora(フィモーラ)のモザイク機能で出来ない事について説明していきます。
動画編集ソフトによっては高度なモザイク処理機能が付いていて、思い通りにモザイク機能が使えるものもありますが、Filmora(フィモーラ)ではモザイク機能に制限があります。
具体的に言うと、
- モザイクを追従するのが難しい
- フェードインやフェードアウトさせることが出来ない
今のところ、この2点が挙げられるかと思います。
モザイクを追従させるのが難しい
Filmora(フィモーラ)ではモザイク機能を使う時は、大きさや場所を決めたらその場所に固定されると思った方が良いです。
とはいえ、100%追従が不可能という訳ではありません。
例えば、人の顔がハッキリと映っている場合やモザイクの対象が比較的ゆったり動く場合は追従してモザイクを掛けられる可能性があるので以下の方法をお試しください。
- モーショントラック機能
- フェイスオフ機能
モーショントラック機能の使い方
モザイク処理をしたい箇所をカットして、編集領域の上にあるメニュー内にある「モーショントラック(+表記のボタン)」をクリックします。
モーショントラック機能の画面が出てきたら、最初に映像の隠したい部分に「+」を合わせ、その後「追跡開始」をクリックします。
そうすると、動くものに合わせて「+」が追跡していればOKです。
※もし思うように追従してくれない場合は、残念ながらこの機能は使えないのが欠点です。
最後に、「追跡開始」の下にある「なし」⇒「ローカルからインポート」をクリックすると、デスクトップ上にある画像を読み込んで、その画像を映像上にモザイクとして配置することが出来ます。
以下に実際に操作設定した動画がありますのでご覧になってみて下さい!
フェイスオフ機能の使い方
フェイスオフ機能というのは、人の顔がハッキリと映っている部分に適応させると自動的に顔を認識してモザイクをかけてくれるという便利な機能です。
※動いている場合はモザイクも追従してくれます。
使い方は、「エフェクト」⇒「ユーティリティ」の中にある「フェイスオフ」をモザイクを部分に適応させるだけです。
フェイスオフ機能は機械が自動でモザイクをかけてくれるので凄く便利な反面、顔がくっきり映っている場面以外では使えない事が多いというデメリットもあります。
例えば、途中までは正面を向いていたけど、次第に横向きとかになるとモザイクが解けてしまう事が多々あります。
また、高速で動いていたり、人物が複数人いる場合は正確に機能しない場合が多いので使える場所はかなり限られてきます。
一般的なモザイクのかけ方
ここからは一般的なモザイクのかけ方を説明していきます。
やり方は超簡単なので、やり方さえ覚えてしまえば後は余裕で使いこなすことが出来るはず!
モザイク機能は、「エフェクト」⇒「ユーティリティ」の中にある「モザイク」から使用することが出来ます。
- モザイクをかけたい映像の部分に適応させる
- タイプ(7種類)、ぼかし具合、不透明度を調節する
- 映像で確認(モザイクの位置や領域は自由に設定可能)
追従や細かな設定こそ出来ませんが、ササっと簡単に設定できるので、いざ使いたい時はすぐにモザイク処理をすることが出来ます。
バックグラウンド(背景)をぼかす
あと覚えておくと便利な機能としては、バックグラウンド(背景)だけにちょっとした「ぼかし」を入れる機能があります。
使うものは「チルトシフトリニア」という機能で、「エフェクト」の「ユーティリティ」内に入っています。
チルトシフトリニア機能の使いどころは、自分(人物)が画面に向かって話していて、且ずっと同じ位置から動かないような場合に使うことが多い機能かと思います。
実際にチルトシフトリニア機能をかけてみた画像が以下です。
↓
画像を見比べて頂ければ分かると思いますが、チルトシフトリニア機能を使えば背景に「ぼかし」をかけることで人物をくっきりと見せることが出来ます。
また、背景がごちゃごちゃしていて見栄えが悪いと思った時もちょっとしたモザイクとして利用できるので、映したくないものを見えにくくするといった使い方も出来ます。
ちなみに、チルトシフトリニア機能は「ぼかし」の強度や範囲、角度など細かな設定が出来ます。
映像で表示を確認しながら色々といじってみると使い方がより理解できるので、実際にやってみて下さいね!
最後に
以上、「Filmora(フィモーラ)」で出来るモザイク処理(編集)のやり方を紹介してきましたが如何だったでしょうか。
かなり細かなモザイク編集こそ出来ませんが、最初から搭載されているモザイク機能に加え、様々な方法でモザイク処理が出来るのが分かるかと思います。
情報社会で様々な情報が簡単に手に入る一方で、著作権や肖像権の問題は一段と厳しい現代、意図せずに映ってしまったものはモザイク処理をかけて対処する必要があります。
Filmora(フィモーラ)で動画編集をしている場合は、上記で紹介したモザイクのかけ方をご参考にして頂ければと思います。
※動画編集ソフト「Filmora(フィモーラ)」の様々な機能や使い方に関しては、以下の画像をクリックして移動したカテゴリーページの中で紹介しています。
「コレだけ知っていれば大丈夫!」と思うような機能や使い方を事細かに説明していますので、ご興味がありましたら是非ご覧になってみて下さいね!
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