「苦手なことから逃げる!」と聞くと、凄く悪いイメージがあるし、聞こえも悪く感じる人がほとんどだと思います。
逆に、「苦手なことでも逃げずに立ち向かう!」と聞くと立派で聞こえが良く、むしろこれこそが理想的な人間像だと思う人もいるかもしれません。
世の中の仕組み上、嫌なことから逃げてばかりいては幸せな生活を送ることは出来ませんよね。
なので「苦手なことから逃げるな!」と言う人(思っている人)の方が圧倒的に多いですし、当然ですが苦手なことを克服していけるような人間の方が良いに決まってますよね。
とはいっても、人間は誰しも得意・不得意があるので、苦手な事を自分一人の力で全部が全部できるかといえば、なかなか厳しいというか、、、無理がありますよね。
むしろ、世の中の成功者を見てみると「苦手からとことん逃げている人」の方が圧倒的に多いです。
勿論、逃げているだけでは成功なんてあり得ませんので、しっかりと別の行動も取っていますけども…(後述します)
普通に生活して仕事をしていれば、色んなところで「苦手意識の克服」を強要されてくるかと思いますが、実は苦手意識を克服するのって非効率な考え方だったりするんですね。
恐らく、現状で苦手な事をなかなか克服できなくて悩んでいる人もいると思います。
でも、無理に苦手意識を克服するよりも効率の良い考え方を取り入れて行動した方が早く結果が出る事がほとんどなので、その話をしてみたいと思います。
苦手意識を克服するなら得意分野を伸ばす方が100倍良い!
まず、「苦手な事を頑張る」とか「苦手意識を克服する」ということはどんなことかと言うと、これは自ら壁にぶつかりに行くのと同等の行為だと言えます。
苦手分野のスキルを上げることは凄く良い事だと思いますが、ビジネスの分野では、その辺りはもの凄くシビアに考えなくてはいけません。
例えば、副業でブログ運営やYouTubeの動画配信をやるとしたら、最初にまず決めるのは「ジャンル選び」です。
基本的に最初は、自分の好き(得意)なジャンルを選んで情報発信する人が多いはずです。
自分の好きなジャンルを選ぶメリットは、
- 既に知識が豊富なので開始から有利
- 価値ある情報を既に持っている
- 成長が早い
- ネタが次々思い浮かぶ
などなど、好き(得意)なジャンルを選ぶメリットは他にも多々あると思いますが、ここで注目すべきは「既に知識が豊富なので開始から有利」という所です。
例えば、「既に経験したことをネタにする人」と、「その道の全くの初心者」の2人だと、既に経験したことがある人と言うのは開始から何歩も先にいる状態(プラススタート)なんですね。
しかも、実際に経験しているというのが大きな武器となり、他には無いような価値ある情報を配信することしやすいので、成長も早いのが特徴と言えます。
逆に、苦手なジャンルを選んだ場合は、
- 開始から不利な状況
- 価値ある情報を配信しにくい
- ネタ探しに苦労
といった感じで、苦手なジャンルを選んだ場合は得意なジャンルを選んだ場合とは全く逆で、「開始から不利な状況」となります。
考えてみれば分かりますが、ブログとかYouTubeに参入する人って得意なジャンルに飛び込む人が多いはずです。
なので、何となく稼げそうなジャンルだからという理由だけで苦手なジャンルに飛び込むと、周り(ライバル)が強いんですよね。
つまり、開幕から何歩も後ろ(マイナス)からのスタートを余儀なくされます。
当然、苦手なジャンルを選ぶことはコンテンツの質も落ちやすいですし、得意な人との差を埋めるのはメチャ大変なことは一発で分かるかと思います。
このことから、あえて苦手な物事に立ち向かうよりも、自分が得意としていることをさらに伸ばした方がメチャクチャ効率が良いし結果が出やすい事が分かりますよね!
成功者も苦手を遠ざけるプロだと言える
成功者とか結果を出している人って、得意・不得意とか関係なく何でも出来る人っていうイメージもどこかあるように感じるかもしれませんが、それは全くの誤解です。
どんなに凄そうに見える人でも、絶対に苦手なことは存在するものです。
一般的に多い考えとしては、
- 苦手意識を克服するのが当たり前
- 苦手から逃げるのは負け
というイメージが強く定着していますが、成功者とか成長する人は全くの逆の思考をしています。
つまり、
- 苦手を克服するのは時間の無駄
- いかに苦手なモノを寄せ付けず遠ざけるか
- それでいて得意分野を伸ばすこ
といった感じで、如何に苦手を自分から遠ざけ、得意分野だけを取り入れてそれを伸ばすことに意識を集中しています。
これは、経営者をイメージするのが分かりやすいと思いますが、会社を経営している人たちって、自分にはできない事や苦手なことを「お金」で買っていますよね。
例えば、お金の管理に関しての知識が無ければ自分でやろうとせずに税理士にお願いしたり、労力が足りなければ自分が死ぬ気で働こうとせずに従業員を雇いますよね。
つまり、時間をお金で買うという考え方です。
つまり、成長する人とか成功者って苦手なモノはその道のプロに任せて、あくまでも自分は自分のやるべきことだけに専念しているんですね。
とはいっても、そもそも苦手を遠ざけて得意な分野だけ伸ばすというのは、自分自身で得意・不得意を理解していなければいけませんよね。
自分の得意・不得意を見極める方法としては、
- 色んな事にチャレンジ(経験)しまくる
- 苦手なモノ(弱点)を受け入れる
上記の事が重要だと思っています。
色んな事にチャレンジ(経験)しまくる
何が得意で、何が不得意(苦手)なのかは、実際にやってみないと分かりません。
なので、一番の方法は「とにかく色んな事にチャレンジ(経験)しまくる」、この1点に尽きると思います。
経験したことがある人も多いと思いますが、初めてやった物事で「楽しい」とか「今やっているのよりも自分に合ってるかも」と思ったことがあると思います。
※人は、初めて手を付けたことは新鮮に感じて「自分に合ってるかも」という感覚になりやすいので、とりあえず最低でも3ヶ月以上は継続できるようなものが理想です。
色々と経験していると、「コレは自分はダメだなぁ・・・」と思うものもあれば、「コレは自分に合ってる!」と思うものも必ず出てきます。
「才能に目覚めてしまった」という言葉がありますが、これは「自分に合っている道を発見」したという事に他なりません。
そして、その発見した道をひたすら進むという感じですね!
苦手なモノを受け入れる
一般的には「苦手意識を克服する」と言うのが正義のような感覚になってるのもあって、自分の不得意なものがあってもそれを必死になって頑張ろうとする人が多くいます。
ただ、これは決して悪いことでは無く、最初だけ苦手だっただけでやってみたら意外と好きになると言うことも多くあります。
なので、何事も継続すると言うことは絶対に必要となってきますが、それでも中にはどうしても苦手で結果が出にくいというものもあるはずです。
そういった物事をいつまでもやっていると、全く結果が出ないで終わると言うことも少なくありません。
確かに努力さえしていれば結果は出てくと思いますが、これがビジネスの世界だとかなりシビアで、自分が止まっている間にも周りがどんどん先を行ってしまったり、後発組に追い越されると言うことが凄い早さで動いているんですね。
つまり、得意分野を見極めてそこを攻めた方が圧倒的に効率が良いんですね。
なので、苦手意識があってなかなか結果が出ないような環境にいる場合は、変なプライドは捨てて違う場所に移る勇気も必要です。
誰でも輝ける場所は必ず存在しますからね!
さいごに…
一般的には「苦手意識を克服する」と言うことは聞こえがいいけど、実際は「苦手は遠ざけ得意なモノを伸ばした方が効率が圧倒的に良い」という話をしてみました。
ただ、誤解して欲しくないのが、、、すぐに逃げるだけの「逃げ癖」とは訳が違うという事です。
- やりたいと思う事をやる
- 最低でも3ヶ月~6ヶ月は続ける
- その上で自分に合っているか見極める
自分の本当の強みを見つけるのは、もうチャレンジし続けるしか方法は無いですね。
本当にやりたい事が見つかるのはすぐかも知れないし、何度も何度も物事にチャレンジした後かも知れません。
ただ一つ言えることは、やりたいことがあるなら「すぐ」やった方が良いという事ですね!
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