FX投資でよく言われる、いわゆる”あるある”に、「勉強すればするほど勝率が下がる」というものがあります。
じゃあ、勉強しない方がいいのかと言われれば、そんなことは決して無いんですよね。。。
昔の僕は、FXを始める時に勝つために書籍を読み漁ったり、色んな人が紹介しているチャートを勉強しまくったりと、そういうことに時間をかなり費やしていました。
でも、ぶっちゃけた話、勉強量に応じて投資での稼ぎが多くなるということは、まあ無いですね。
勉強しても意味ないことはありませんが、勝てることとは全く別物で、本質的な部分を理解していなければ長期的に勝つのは難しいといえます。
中には、勉強したことによって勝率がガクンと下がるということを経験した方も非常に多いと思います（僕も以前に経験しています）。
ではなぜ勉強することで勝率が下がるといったことが起こるか、また勝つための本質的な部分について、僕の経験も交えて書いていこうと思います。
勉強すると勝率が下がるメカニズム
まず絶対に言えることは、FXにおいて勉強したから勝てるようになるということはありません。
上記でも書いたように、むしろ勝率が下がってしまう事すらあります。
とはいえ、勉強することはとても重要なことで、どんな分野でも成功する人は常に勉強（学習）して新鮮な情報を取り込むことに励んでいるはずです。
FXの勉強をすれば、当然ですが知識量も増えるので、それが今後役に立つことも出てきます。
なので、勉強自体は怠ってはいけないと思います。
FXの仕組みや過去の相場、歴史など興味があることはどんどん追及してみることをオススメします。
では、なぜ勉強すれば勝率が落ちるという「現象」が起きるのかと言うと、
ほとんどの場合、勉強した内容が「自分に合った投資方法（投資スタイル）とは異なる」ということが言えると思います。
恐らく、めちゃくちゃ勝っている人の動画とかブログを読んで、「この人みたいになりたい！」と思ったことがある方は非常に多いはずです。
そして、その人がどうやって取引しているのか「お金」を出してでも知りたくなりますよね！？
僕もかなり昔ですが、当時めちゃくちゃ勝っている有名なトレーダーがいて、結構高い受講料を毎月払ってオンライン塾のような掲示板で勉強したり、塾仲間と情報交換とかしていましたが、まあ勝てるようにはならなかったですね。
でも、中にはすっごい勝つ人も出てくるんですよね。
当時は、それが不思議で「なんで自分は勝てないんだ・・・」と落ち込んでいたのを今でも鮮明に覚えていますね。。。（汗
投資もビジネスも成功マインドは変わらない
FXに限らず、投資って傍から見れば上がるか下がるかで損益が決まるので、「運」と決めつけている人もいますが、実際はそうでもないんですよね。
確かに、「運」の要素もあります。
でも、続ければ（継続すれば）ビジネス同様に結果も付いてきやすいという事実もあるんですね。
じゃあ、どうやったら勝ちやすくなるのかと言うと、
これは完全に「自分に合った投資のスタイルを確立する」に限ると思います。
例えば、先ほどの塾の話に戻りますが、僕は勝てなくても他の受講生で大きく結果を出している人もいたと書きましたよね。
これは、つまり内容がその受講生にとって、たまたまピッタリの投資スタイルだっただけという要素がかなり強いはずです。
FX投資って一見、売りと買いだけなので凄く単純な取引に思うかもしれませんが、実は成果を出すにはビジネス思考と似たようなものがあります。
良く、「苦手意識を克服する」という人がいますが、こういう人は自分が得意でもない分野を必死で伸ばそうとするんですね。
若いうちは良いかもしれないですけど、年を取ってからそれをやると時間が勿体ない。。。
成功している人は考え方が全く逆で、自分の弱点（苦手なモノ）を理解し、それを徹底的に排除して、得意な分野だけを伸ばそうとするんですね。
聞こえは悪いかもしれませんが、苦手意識があるものから逃げるんです。
でも、そうやって得意なモノだけを残すことが出来るので凄く効率が良いんですよね。
投資にも「手法」という取引方法が多々存在しますが、他の人がメチャクチャ勝っている方法だとしても、自分がやってみて結果が出ないのであれば切り捨てるのも必要だという事です。
ビジネスでも全く同じですよね。
他の人が大成功している方法をそっくりそのまま真似したところで、自分が成功できるかというのは、また別の話ですよね。
僕は、結果が出ないのに「あの人はこの方法で結果をだしているから・・・」と自分に言い聞かせ、絶望するくらいのマイナスを出した痛すぎる経験があります。
そして、ようやく気付いたのは、結果が出ないことに執着してやり続けるのは、ビジネスでも投資でも愚の骨頂だと今はそう信じています。
負ける人が陥るヤバイ思考
これもFXの”あるある”の代表的なモノなのですが、負け続ける人がやりがちなことで「聖杯」を探すというものがあります。
この聖杯というのは、絶対に勝てる方法みたいなものですね。
具体的な例で言うと、チャートがこういう形になったら「買い！（又は売り！）」で入る。
そしたら必ず勝つというものですね。
まあ、そんなものがあったら投資家が長者番付を独占しているはずですが。。。
馬鹿げた話に聞こえるかもしれませんが、実際にFXをやると結構コレやりがちになってしまいませんか！？
ハイ！僕もやってました！！
「何か勝てる”方法”があるはず・・・」「”法則”さえ見つけてしまえば・・・」といった感じで色々と理由を付けて、どこかにあるはずと信じてやまない「聖杯」を探しまくることに時間を使う。。。
でも、そうやって色々と探していると気づくことがあります。
ネット上を探すと個人でもFXでメチャクチャ稼いでいる人は大勢いますし、有名な投資家が書いた書籍も多くありますよね。
いろいろと情報を集めたり本を読んでみると、人それぞれ考え方や投資の仕方が違っています。
もし本当に、唯一無二の「聖杯」のようなモノが存在しているのであれば、「コレ！」といった成功パターンがあっても良いですよね。
でも、そんなものはどこを探しても見つかりませんし、稼いでいる人が言う唯一共通したものは「絶対に勝てる方法なんて存在しない」と、ハッキリ「聖杯」の存在を否定していますからね。
そもそも、投資は「欲」とか「感情」がどうしても入ってしまって、これは経験や性格の問題もあって人それぞれですから、特に自分に合った方法を確立することが大事だといえます。
もし聖杯があるとすれば、それは自分自身が得意な「勝ちパターン（投資方法）」に辿り着いたソレが聖杯と言えるのかもしれませんね。
情報収集（勉強）は為になる！
ネット上とか書籍では、色んな投資家、トレーダーの投資方法が出回っています。
そして、それぞれやり方とか考え方が違います。
一つの情報に執着しすぎるのは危険ですが、一つの「成功例」でもありますから、必ず参考にはなります。
もしかしたら、誰かの投資方法が自分の形にピッタリとハマって、勝率が上がるなんてこともザラにあったりします。
なので、聖杯探しで情報を探しまくるんじゃなく、「勝っている人はどういう考え方なのか？」「チャートがどうなったらポジションを取っているのか」など1つの参考にするために読むのは凄くオススメです。
そして、情報を得たらそれで満足して終わるんじゃなく、必ずやってみることが大事です。
ビジネスでも大事ですよね！「インプット ⇒ アウトプット」
これも、投資でも全く同じことが言えます。
当然、負けることもありますが、それも勝てるように（成功）なるためには避けては通れない道だと僕は思っています。
もし、周りに投資で大きな成果を上げている人がいれば、成功例だけじゃなく失敗例も聞いてみて下さい。
ほとんどの人が、かなり苦い経験をしている（大損とか、大損とか、大損とか、、、）ことがほとんどのはずです。
一流と呼ばれるトレーダーの表面上だけを見ると「いいなぁ～」と思ってしまいますが、そういった人でも自分の投資スタイルを確立するまでに、過去いろいろと努力しているんですね。
FXを始めたばかりは、上手くいかないことは多いし、勉強しても返ってマイナスになったりすることもあるけれど、結局のところ諦めずに続けて自分に合った投資スタイルを確立すれば、ビジネス同様に成果を上げることが出来るようになるんですね！
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