YouTube動画配信やブログ運営をしていると、オリジナルの「サムネイル画像」を作る人も多いですよね。
画像を編集するには「画僧処理ソフト」が必要になりますが、その種類も様々で無料で使えるものから高価なものまで存在します…
例えば、画像処理ソフトの王道的な存在と言えばAdobeのPhotoshop(フォトショップ)がありますが、これは高価だし、ちょっとした編集だけで良いのであればこれほどのソフトは必要ありません。
逆に無料で使えるソフトは無いか…「いや、待てよ…ペイントで作成することは出来ないのか?」と思った人もいるのではないでしょうか?
Windowsユーザーであれば既にご存じの方も多いと思いますが、ペイントは最初から備わっているWindows標準の画像処理ソフトで、誰もが無料で使用することが可能です。
とはいっても、無料で使えるのは嬉しいですが、問題はペイントでどのくらいのクオリティーの画像が作れるのかが疑問ですよね。
・・・まあ、結論から言えば「ちょっとした画像編集は出来る」けど「高度な編集は無理」です。(これで完璧に出来てしまったら有料ソフトの意味が無いですからね…
という訳で、以下ではサムネイル作成でよく使う機能をペイントで使えるのかどうか(出来る事)を画像付きで説明してきます。
Windowsの「ペイント」はどこにある?
「そもそもペイントってどこにあるの?」と、ペイントがどこにあるのか分からないという方もいるかと思います。
そんな時は、以下の方法で一発で探すことが出来ます。
デスクトップ画面の左下にある「ここに入力して検索」の部分に「ペイント」と入力すると、検索結果に出てきますのでそれをクリックするとソフトが立ち上がります。
これがペイントの画面ですね!
ここから色々な編集をやっていきます。
ペイントで画像のサイズ調整をする
サムネイルとして利用する場合は、画像の推奨サイズが指定されている場合があります。
例えば、YouTubeのサムネイル推奨サイズは「横1280px × 縦720px」となっています。
※ただし、縦横比「16:9」を維持していれば表示上問題ありません。(←1920px × 1080pxなどでも大丈夫と言う事です)
仮に推奨サイズと異なる画像を設置した場合、端が切れて(隠れて)しまったり、余白が空いてしまったりなど、表示上問題が出てくることがあるんですね。
なので、まずはペイントでサイズを調整する方法から紹介します。
この画像のサイズは、「1920px × 1440px」です。(ペイントの下にサイズが表示されています)
これをYouTubeが推奨する「横1280px × 縦720px」に変更してみたいと思います。
まず、上にあるメニューの「サイズ変更と傾斜」をクリックします。
※ショートカットキー「Ctrl + W」でも開けます。
①単位を「ピクセル」に変更
②「縦横比を維持する」のチェックを外す
③縦と横のサイズを入力
サイズ(縦横比)が指定したサイズに変更できましたね!
ちなみに、YouTubeの画像サイズ(容量)の上限は2MBまでとなっていますが、上記の画像では2.1MBになっていますよね。
ただ、これは容量は保存形式によって異なり、基本的にこれよりずっと低くなるので心配する必要はないでしょう。
指定した部分だけ切り抜きたい場合
上記のような縦横比が変わっても画像が対して崩れないものであれば上記やり方が簡単でお勧めですが、縦横比が変わると都合が悪い画像もあります。
例えば人物などが写っている画像の縦横比を変えてしまうと、顔が潰れたようになってしまったりします…
さすがにそれをサムネイルとして使うのは宜しくないですよね…
そんな時は「切り抜きツール(トリミング)」で使いたい部分を選択し、切り抜くという方法を使うと良いでしょう。
画像を切り抜く手順としては、まず上のメニュー内にある「選択」をクリックし、さらに「四角形選択」をクリックします。
その後、切り抜きたい部分(使用したい部分)を選択します。
YouTubeのサムネイル用で使いたい場合、大きすぎる画像を小さくするときは選択幅をYouTubeが推奨する「横1280px × 縦720px」に合わせるのが理想ですが、ペイントだと微調整が出来なくピッタリ合わせるのが難しいです…
上記の画像も「横1280px × 縦720px」に合わせようとしたんですが、無理だったので「大体」で選択しています。(微調整は後ほど出来ます)
選択した状態で、「トリミング(画像参照)」を押すと選択した部分だけが残ります。
YouTube推奨サイズに合わせる時は、ここで上記の「画像サイズ調整する」と同じ手順でサイズ指定すれば、僅かなpx数しか動かないので見た目が崩れることなくピッタリ「横1280px × 縦720px」にすることが出来ます。
ペイントで画像に画像を重ねる方法
次に画像の上に画像を張り付ける方法について説明していきますね。
まずはメイン画像を読み込ませます。
1枚目の画像はドラッグ&ドロップ(左クリックしたまま目的の場所まで持ってくる動作)で画像を読み込ませることが出来ます。
・・・が、画像を重ねたいと思って同じように違う画像をドラッグ&ドロップすると、上書きされて1枚目が消えてしまうので、2枚目以降は以下の方法で読み込ませる必要があります。
※ペイントにはレイヤー機能がありません。
上のメニューの「貼り付け」の文字をクリックし、出てくる「ファイルから貼り付け」を選択し、そこでデスクトップ上の画像を選択することで1枚目の上に2枚目以降を重ねていくことが可能です。
こんな感じで、1枚目の画像(草原)上に2枚目の画像(猫)が表示されましたね!
・・・でも、実はこの猫の画像、背景が透明のものを読み込ませたのですが、ペイントに読み込むと背景が白く表示されるようです…
このままでは流石に見た目が悪いですよね(汗
でも、ちゃんと対処法があるので大丈夫です!
上のメニューにある「選択」をクリックして、さらに「透明の選択」をクリックします。
そうすると、白い部分が綺麗さっぱり取れて猫の部分だけを表示することが出来ていますね!
このように、元画像の背景が透明なのにペイントに読み込んだら背景が真っ白になる・・・と言う場合はこのような手順で操作すると良いですね。
ちなみに、背景を綺麗に切り抜きたい場合は、以下の記事をご覧ください。
ペイントで文字(テキスト)を入力する方法
テキストを画像内に挿入するには、上のメニュー内にある「A」をクリックします。
ペイントのテキスト入力はちょっとやり難く、入力したい位置をクリックして文字を打ち、後はテキストの周りにある8ヶ所の点で調整していきます。
※慣れるまで大変かもしれませんが、慣れたら余裕です!
また、字体(フォント)や文字の大きさ、色の指定も出来ます。
いったん決定すると修正が出来なくなるので、間違ったらショートカットキーの「ctrl + Z(前に戻る)」でやり直しながら行うのがお勧めです。
文字を縦表示させるときは、1文字ごとに改行(1行1文字)することで実現可能です。
ただ、文字の周りに別色で枠を付けたり、影(シャドウ)効果、グラデーション効果などの編集は出来ないようですね。
とはいえ、簡単な画像の加工であればペイントでも結構出来るので、そこまで高度な編集を要さない場合はペイントだけでも十分かも知れませんね。
最後に…
上記では、YouTube動画配信やブログ運営に必要な「サムネイル」を作成する時に良く使う画像処理ソフトの機能を「ペイント」で試してみました。
ホント、ちょっとした画像の編集(加工)であればペイントでも十分対応が出来るかと思います。
ただ、本格的な編集を要する場合はペイントは向いていないのと、何よりも操作が難しい、、、というか「やり難い」部分はどうしてもあるので、画像を加工(編集)することが多い場合は、やはり他の画像処理ソフトを導入することをお勧めします。
中でもお勧めなのが、「Photo Scape X」というソフトで、コチラは操作性が非常に簡単なうえに高度な編集が可能となっています。(無料で使えます!)
「Photo Scape X」の機能や使い方を詳しく説明した記事がありますので、無料で使える高機能な画像編集ソフトが欲しいという方は、是非コチラもご覧になってみて下さい。
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