ブログ運営では記事をいくら量産しても、それが検索結果で上位表示されなければ見られることが無いのでアクセス数も皆無となります。
その為、SEO対策といって検索順位で上位表示させる「施策（対策）」を行うのがブログ運営では必要不可欠であり、また基本中の基本でもあります。
日本の検索エンジンのシェアは、「Google1強」という時代が続いています。
※Yahoo!もGoogleの検索エンジンを採用しています。
なので、SEO対策と言うのはGoogleの検索エンジンから評価（優遇）されるような施策（対策）をするという事と言っても良いですね。
SEO対策というのは、これだけで分厚い書籍が作れてしまうほど奥が深いものですが、昔からSEOに絶大な効果をもたらすものとして「被リンク」というものがあります。
被リンクについては後ほど詳しく説明しますが、簡単に言うと自分の記事（URLリンク付き）が他人のサイト（ブログ）で掲載される（外部リンクまたはバックリンクとも言います）ことを指します。
確かに昔は被リンクが多いと順位が急激に上昇していたので、恐らくSEOの中でも特に効果の高いものであったのは間違いありません。
現在でも被リンクは、Googleが検索結果の評価対象として有効だと認めていることからSEOにとって効果的なのは昔と変わらないと言えます。
とはいえ、昔とはかなり状況が変わっていて単に被リンクを獲得すれば良いかと言えば全くそうでは無いので、被リンクに関しての知識もブログを運営している上ではしっかりと知っておく必要があります。
もくじ
被リンクとはどんなものかを説明
初心者の方は「被リンク」といわれても、良く分からないと思いますので最初にザックリと説明しておきますね。
上記でサラッと被リンクとは、自分の記事が他人のサイト（ブログ）内で掲載されたことを指す（またの名を外部リンク）と書きましたね。
例えば、ユーザーが記事を訪れてくれて「この記事は凄い！」「ここなら有益な情報が手に入る！」と思ってくれて、尚且つ「自分だけじゃなく多くの人にこの情報を届けたい」と思ってくれて、自分が運営しているブログなどにお勧めの記事として「掲載（紹介）」してくれることで被リンクは付いていきます。
〇〇さんのブログ記事がとても参考になるので、是非ご覧になってください！
⇒ リンク先URL
こんな感じで他人のブログ記事を自分の記事内で紹介しているのを見たことがある人もいるはずです。
外部リンクと呼ばれるように、こうやって自分のブログ以外の媒体でURLを貼られるのが被リンクという訳です。
※他サイトから自分のサイトに向けられたリンクとも言えますね！
被リンクには「外部リンク」と「内部リンク」がある
上記では「被リンク＝外部リンク」と書いていますが、厳密に言えば被リンクと言うのは「外部リンク」の他に「内部リンク」もあるので、その違いも説明します。
外部リンクとは上記でも書いている通り、自分のサイト（ブログ）以外の媒体（他人のブログなど）で掲載されることを言います。
それに対して、内部リンクと言うのは自分の記事を自分のサイト（ブログ）内で掲載することを指します。
例えば、「コチラの記事も参考にしてくださいね」と言った感じで過去に書いた記事を紹介する時に良く使われます。（←僕も良く使っています
内部リンクの1例として、、、
以下の記事では、「WordPressはSEOに強いのか？」という事について詳しく説明しています。
ご興味がありましたら是非ご覧になってみて下さいね！
・・・と言った感じで、別々の記事同士で導線（リンク）を引くのを内部リンクとイメージして頂けると分かりやすいかと思います。
こんな感じで、被リンクには外部リンクと内部リンクがありますが、SEOとして特に重要視されるのが「外部リンク」であるため、一言で被リンクというと外部リンクを指す場合がほとんどです。
外部リンクと内部リンクの決定的な違い
外部リンクは、外（他人の媒体）から自分のサイトに向けられたリンクを指し、内部リンクは、自分の記事を他のページに張るといった、あくまでも自分のサイト（ブログ）内だけでのやり取りの事を指します。
このことから分かるように、内部リンクは自分の好きなように好きな場所に張る事が出来ます。
記事同士で内部リンクを張り巡らせることは、それだけ他の記事の存在を知ってもらうキッカケになるので、アクセスアップの施策として良く用いられます。
一方で、外部リンクというのは「他人」がアクションしてくれなければ獲得することは不可能です。
「SEO対策に有利なら外部リンクを増やそう！」と思ったところで、自分がどうこう出来るというものでは無いんですね。
このように、内部リンクは自由に張り巡らせ自分の意思でいくらでも増やすことが出来ますが、外部リンクは「他人次第」なので自分ではどうすることも出来ず獲得するのが非常に難しいことが分かるかと思います。
内部リンクは張るのが簡単、外部リンクは獲得するのが難しい！
これが両者の決定的な違いであり、この違いからも他人がアクションしてくれる外部リンクの方がSEOに対しての評価が良い事が分かりますよね！
過去に見る被リンクの強力なSEO効果
では実際に被リンク（※外部リンクを指します）を多く獲得するとどれほどの効果があるのかを説明していきたいと思います。
昔は今ほどGoogleのアルゴリズム（順位を決めるAI）が強化されていない頃は特に被リンクの獲得が重要視されていた傾向が強かったように思います。
上記で、外部リンクは「他人次第」なので自分ではどうにもできないと書きましたが、まあ自分でドメインを取得しまくって量産したサイトに被リンクを貼れば出来なくはないですが、1ドメイン毎にお金が掛かるから現実的とは言えないです。
しかも、今は廃止されていますが昔はサイト毎に「ページランク（Googleのシステム）」と言うものが存在し、そのページランクの高いドメインから被リンクを得た方が評価が高いと言われていたんですね。
なので、量産しまくった「価値の無いサイト」から被リンクを得てもほとんど効果が無いという事です。
当然、無料ブログを量産しまくって被リンクを貼っても全く意味がありません。
・・・これは意図的に被リンクを獲得しようとする人の対策でしょうね（笑
何れにしても、「外部リンクを獲得するのは難しい」という事に違いはありません。
・・・ただある時、このニーズに答えるかのように「SEO業者」が登場し、昔はSEO業者で検索するとメチャクチャ多く出てきました（←それくらいニーズが高かったんでしょうね…）
そして、そのSEO業者のサービス内容はどこも「被リンクを貼ります！」と言うもの。
これはどういう事かと言うと、各SEO業者は“自称”優良サイト（長期運営・コンテンツ複数・高ページランク）を複数所有していて、そこにアナタのサイトの被リンクを付けますよ～と言った感じです。
実際に被リンクを貼ってもらう事で順位が一気に上昇したという現象も多々見られ、被リンクがSEOに絶大な効果をもたらすのは間違いなかったはずです。
※しかも昔は、関連性の無い（ある程度作りこまれた）サイトからでもとりあえず被リンクをもらうことが出来れば若いサイトでも順位の上昇が見られたんですね。
その事から、「SEO対策＝被リンク」をゲットするという認識もメチャクチャ強かった…そんな時代もあったんですね（笑
現在の被リンク（外部リンク）の動向
被リンクがSEOに有効だというのは、現在も変わっていません。
それは、最初の方にも書いたようにGoogleが被リンクに対して検索結果を決める判断材料として有効だと明言しているからです。
ただ、本来の被リンクと言うのは、他人が自分のサイトを見て「ほかの人にもシェアしたい！」と思われることでその人のブログなどで紹介されて獲得していくものです。
自分の意思で意図的に増やしていくというものではありません。
GoogleもSEO業者の存在を否定していますし、また意図的に被リンクの数などを操作する行為を酷く嫌っています。
なので、SEO業者で意図的に被リンクを獲得しているのがバレたりすると、ペナルティの対象となって厳しく罰せられます。
また、現在は関連性のある記事からの被リンクじゃないとあまり効果が無いように変わってきているんですね。
例えば、釣りの記事を書いている場合は、同じく釣りの記事を書いている人のページに被リンクを貼ってもらう事が出来て初めて高評価を得られるというイメージです。
これは考えてみれば分かる事ですが、全く関連性の無い記事から「この内容をシェアした！」なんて思われることなんてなかなか無いですよね…
つまり、関連性の無いサイトから複数の被リンクが付いているのは明らかに不自然で、この場合もペナルティ対象になる場合があると報告されています。
今でこそほとんど聞かなくなりましたが、SEO業者が多く存在した時は被リンクを貼った直後は順位の上昇が見られたが、その後に急降下して検索結果にすら引っ掛からなくなったなんてことも聞いたことが多々あります。
これは、明らかな不正（不自然な被リンク）が発覚したことでペナルティを受けたのが原因と言って間違いないでしょう。
SEO対策において被リンクは凄く重要視される部分ではありますが、焦って増やそうとして“不正”に走ると長い目で見るとマイナスでしかない事を良く頭に入れておくべきです。
【要注意！】相互リンクは時代遅れ
今でこそあまり見かけなくなりましたが、以前は「相互リンク」といって、お互いでリンクし合うという事が頻繁にされていました。
「相互リンク集」なんて専用のページまで作って、相互リンク相手を募集しているサイトも結構あったくらいです…
この相互リンクには注意しなくてはいけない事があります。
Googleのガイドラインでは、「過剰なリンク交換」「相互リンクだけを目的としてページを作成する」これらを禁止しています。
⇒ （参照元：「Google リンク プログラム」）
つまり、「自分のサイトに被リンク張るから、あなたも張って！」と無作為に“営業”しまくる行為はペナルティに該当する恐れが大ということ…
また、「相互リンク受け付けます！」と言った感じで誰でもウェルカム状態の被リンク専用のページを作るのもペナルティ対象になる可能性が高いと言えます。
YouTubeでも初心者がやりがちな不正行為の一つに、「相互チャンネル登録」というのがあって、「チャンネル登録しました！私のチャンネルも登録してね！」とチャンネル登録だけを目的とした行為があります。
これは、コンテンツ内容とか相手の意思を完全に無視して数字を操作するだけの行為です。
ブログの被リンクも全く同じで、記事を見てくれたユーザーが良いと思って初めて獲得できるというものなので、お願いしてどうこうするというものでは無いんですね。
それに、リンクをサイトにペタペタ張り付けると凄く見た目が悪いです。
それだったら、被リンクを張ってもらえるようなコンテンツを作る事に注力したほうがよっぽど良いですよね！
被リンク（外部リンク）を獲得するために必要なこと
被リンクを獲得する１番の方法は、上記でも書きましたが「良質なコンテンツを作る事」（←これ以外ありません）
つまり、人がシェアしたくなるような存在になるという事ですね。
誰かがシェアしたいと思うような情報であれば、他の誰かも同じようにシェアしたくなるような情報である可能性が高く、まさに被リンクが被リンクを呼ぶという状況になれば最強ですよね…
とはいっても、被リンクを獲得するのは難しい…というか時間が掛かります。
サイトを作ってから人々に認知されるまで、時間が掛かりますし、多くの人々に見てもらえる状況になって初めて被リンクも少しづつ獲得できるようになってくるはずです。
それまでは、ただひたすら良質なコンテンツを作る事を意識して記事作成するしかありません。
つまり、被リンクの獲得はアクセス数増加の先にあるという事なので、いきなり集めるなんて不可能です。
とはいえ、Googleのアルゴリズムは「コンテンツの質」を意識している為、価値あるコンテンツを書くという事はそのままSEO対策に繋がります。
その後、アクセス数が増加してきて被リンクが付いてさらにSEOが加速するといったイメージですね。
このように、いきなり被リンクを大量に獲得することは不可能なことですが、ユーザーにとって為になるような価値あるコンテンツを作り続けていればアクセス数が増加するとともに被リンク数も徐々に増えてくるはずですよ！
※ちなみに、自分のサイト（ブログ）に被リンクがどれくらい付いているか確認するには「被リンクチェック」で検索すれば、調べることが出来る無料サービスが出てきますので、定期的にチェックしてみて下さいね！
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