自分で撮った画像をブログやYouTubeなどでネット上にアップしようとするときに、画像を確認すると「見られたくないモノ」が写ってしまっているという事は度々ありますよね。
⇒ 写真を撮っている時はあまり気が付きませんが、後からソレに気付くことも多いはず…(汗
特に街中で撮った画像(写真)であれば、他人の顔や店の看板などが写り込んでいる場合、「肖像権」や「著作権」に引っ掛かる可能性大です。
今の時代は特にこの辺りは厳しくなっているので、使用する画像は特に注意してネット上にアップする必要があります。
ただ、そんな見られたくないモノが写ってしまった場合は「モザイク処理」をしてしまえば問題ありません。
⇒ モザイクは写真でもテレビなどの映像でも良く用いられていますよね!
また、モザイクは見られたくないモノを隠すだけでは無く、部分的にボカシ程度のモザイクをかけることで見た目を良くするテクニックとしても用いられたりします。
以下では「Photoshop」を使ったモザイクのかけ方をいくつか紹介していきます。
もくじ
モザイクの使い方は多種多様!
一言でモザイクをかけるといっても、その使い方は多種多様です。
例えば、人物の顔にモザイク加工をするのは良く用いられますが、それ以外にも看板などの文字や背景をモザイク加工するなど、必要に応じて使い分ける必要があります。
⇒ それ故に、それぞれのモザイク可能の仕方を知っておく必要があるんですね。
なので、、、
ここでは、よく使われるモザイクのかけ方を紹介していきます。
基本的なモザイクのかけ方
最初に、基本的かつ1番簡単なモザイクのかけ方を紹介していきます。

↑画像に写っている猫の顔の部分にモザイクをかけてみたいと思います。

左のツールバーにある縄のアイコンをクリックすると出てくる「なげなわツール」を選択します。

「なげなわツール」で猫の顔の部分が完全に収まるようにグルッと囲います。

上部メニューバー内にある「フィルター」 ⇒ 「ピクセレート」 ⇒ 「モザイク」を選択します。

そうすると、「なげなわツール」で囲った部分にモザイクが入ると同時にプレビュー画面が立ち上がります。
ここの「セルの大きさ」の数値を変更するとモザイクの強弱を自由に変更できるので、プレビュー画面を見ながら良い感じの値に設定します。

↑モザイク完了!
こんな感じで、「なげなわツール」を使えば簡単な操作で好きな場所にモザイクをかけることが可能です。
「なげなわツール」は自由にモザイクを箇所を選択できるので便利
上記で説明したように「なげなわツール」を使えば、「ここの部分だけモザイクをかけたいな」という場合に便利です。

例えば、画像のように見せたくないようなものが写りこんでいる場合でも、ササッと「なげなわツール」を使ってモザイクをかければ…

こんな感じで、一瞬でモザイク加工して見えなくすることが可能です。
モザイクをかけるのは「選択ツール」でも可能

「なげなわツール」じゃなくても、その上にある各種「選択ツール」で範囲を選択して同じ手順でモザイクをかけることも可能です。
「なげなわツール」の方が範囲を自由自在に決めることができるのでお勧めですが、、、
とりあえずモザイクをかけるにおいて範囲を指定できるツールであれば基本、何でもOKということですね!
被写体の全体にモザイクをかけたい場合

この画像に写っている猫の”全体”にモザイクをかけたい場合、「なげなわツール」でグルッと囲うのも良いですが、別の便利な機能を紹介します。

上部のメニューバー内にある「選択範囲」 ⇒ 「被写体を選択」をクリックします。

そうすると、、、
なんと、自動的に被写体(猫)と背景の境目を綺麗に囲ってくれるんですね。
※背景が複雑な場合は上手く機能しない場合がありますので、その時は「なげなわツール」を使うと良いでしょう。

あとは同じ要領で、上部メニューバー内にある「フィルター」 ⇒ 「ピクセレート」 ⇒ 「モザイク」の操作をすればOKです!
被写体”以外(背景)”にモザイクをかける方法

先ほどは画像の猫の部分だけにモザイクをかけましたが、今度は「猫以外」の部分にモザイクをかける方法を紹介します。
⇒ 背景にモザイクをかけたい場合に有効です。

まずは、上部メニュバー内にある「選択範囲」 ⇒ 「被写体を選択」までは同じです。
※または、モザイクを“かけたくない場所”を「なげなわツール」などで選択してください。

次に、上部メニューバー内にある「選択範囲」 ⇒ 「選択範囲を反転」をクリックします。

そうすると、最初に選択した場所”以外”の全てが選択されます。
⇒ 画像でいうと猫以外の部分全てですね!

あとは、上記でも説明した手順と同じで、
上部メニューバー内にある「フィルター」 ⇒ 「ピクセレート」 ⇒ 「モザイク」を選択すれば、画像のように猫以外の場所にモザイクがかかります。
モザイクの境界線を綺麗に見せるテクニック
モザイクの境界線の「見た目」少し変えることも出来るので、その方法も紹介しておきます。

▸モザイクをかける対象を選択したうえで以下の操作を行ってください。
上部のメニューバー内にある「選択範囲」 ⇒ 「選択範囲を変更」 ⇒ 「境界をぼかす」を選択します。

ここでモザイクの境界の「ぼかし」を設定できます。

↑こちらの画像は、ぼかし半径「0.1(最小値)」に設定したものです。
モザイクの境界線がクッキリしているのがわかるかと思います。

↑こちらの画像は、ぼかし半径を「20」に設定しています。
境界線の部分が20ピクセル分ぼやけて表示されて、ぼんやり見えますね。
このように、「ぼかし」の効果を付けることで境界線の見た目を綺麗に見せることも可能なので、場合に応じて使用すると良いでしょう。
ぼかしツール(ブラシ)も有能な機能!
「ぼかしツール」を使ってモザイクをかけることも可能です。
⇒ 超使いやすく、ササッとボカシ~モザイクをかけることが出来る超有能な機能なので上記のモザイクのかけ方と併せて覚えておくと便利です。

使い方としては、左のツールバー内にある水滴のマークをクリックすると出てくる「ぼかし ツール」を選択します。

画像の赤枠の部分にある「直径(ブラシの大きさ)」や「硬さ」「強さ」を調整します。
※ここら辺は使いながら慣れていくと良いでしょう。

あとはブラシで「ぼかし」を入れたい場所を左クリックを押しながらグリグリ(スライド)させるだけでOK!
⇒ 画像の猫の顔の部分が良い感じで隠れていますよね!
こんな感じで、「ぼかしツール」をモザイクとして利用することも出来ます。
また、上記で紹介したモザイクの境界線に「ぼかし」を入れる方法は、この「ぼかしツール」でも代用することも可能です。
最後に一言…
以上、「Photoshop」を使ったモザイクのかけ方をいくつか紹介してきました。
※基本的なモザイク処理は上記で書いてきたことで対応できると思いますので、あとは機能を使いこなせばそれに応じた自分なりの方法で出来るようになってくるはずです!
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