この記事では、動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)」のよく使う機能と、その機能をショートカットキーに設定して作業効率を格段にアップさせる方法をご紹介します!
⇒ 特に、初めて「Premiere Pro」をご使用される場合は必須作業と言っても過言ではありません!
「Premiere Pro」は、Adobe社が開発したソフトだけあって多彩な機能が搭載されています。
それだけに、初心者の方では使い慣れるまで大変かもしれませんね…
ただ、この「Premiere Pro」の凄いところは、、、
「好きな機能にショートカットキーを自在に設定できる」
という超絶便利な設定が可能です。
良く使う機能にショートカットキーを割り振っておけば、自分の使いやすいようにカスタマイズできるので作業効率が上がること間違いなしです!
⇒ いつでも簡単に変更できますので、使いながら自分に合ったようにカスタマイズしていくことも可能です!
以下では、
「Premiere Pro」で動画編集時によく使う機能と、ショートカットキーをカスタマイズする方法を詳しく説明していこうと思います。
もくじ
Adobe Premiere Proで良く使用する機能について
「Premiere Pro」には、かなり多くの機能が備わっていますが、動画編集において絶対と言って良いほど使う機能は以下が挙げられます。
▸「再生」と「停止」
▸「編集点を全てのトラックに追加」(※カット作業)
▸「前の編集ポイントを再生ヘッドまでリップルトリミング」
▸「ズームイン(拡大)」と「ズームアウト(縮小)」
上記の4つの機能は「Premiere Pro」の編集で絶対と言って良いほど使う機能です。
最低限、これらの機能のショートカットをキーボードの使いやすい場所に設定しておくことで作業効率が上げることが出来るし、何よりも編集がしやすくなります。
以下では、上記で紹介した4つの機能を任意のショートカットキーに設定(カスタマイズ)していきます。
※僕のお勧めの配置となりますので、あくまでも一つの参考として捉えていただければと思います。
ショートカットキーをカスタマイズする方法
キーボードのショートカットを設定する画面は、、、
Windowsだと、上部メニューバー内にある「編集」をクリックすると出てくる項目内の「キーボードのショートカット」を選択。
Mac OSの場合は、上部メニューバー内にある「Premiere Pro」の部分をクリックすると出てくる項目内に「キーボードのショートカット」があります。
「キーボードのショートカット」を選択すると、↑画像のような画面が出てきます。
⇒ 現在、どこにどんな機能のショートカットキーが設定されているのか一目で分かるようになっています。
そして、現在の配置から自由な配置に変更することが可能という訳です!
「再生」と「停止」をショートカットに設定
編集中に「再生」と「停止」を繰り返し行い作業することが多いはずなので、かなり多用する機能と言えます。
ちなみに、僕は「スペースキー」と「Tabキー」の2ヶ所に指定しています。
※スペースキーにはデフォルトで設定されているはずです。
「Premiere Pro」の良いところは、画像のように同じ機能のショートカットキーを複数指定できる点です。
ショートカットキーを指定するには、まず画面左下あたりにある虫眼鏡の部分(検索)に「再生 / 停止」と入力してください。
※/の前後には半角スペースが無いと検索に引っ掛かりません。
表示された「アプリケーション」の「再生 / 停止」の部分がショートカットキーを設定する場所になりますが、↑画像を見ていただければ分かるように「Tab」と「スペースキー」が指定されていますよね。
空いている枠をクリックすると、新しい窓が出てきますので、そこに設定したいキーを入力することで好きなだけショートカットキーを追加していくことが可能です。
※キーボード画面からドラッグ&ドロップでも設定が可能です。
※必要ないショートカットキーは「×」を押すと消すことが可能です。
ちなみに、既に他のショートカットキーが設定されている場合は、後から設定したショートカットキーに上書きされます。
「編集点を全てのトラックに追加」をショートカットに設定
「Premiere Pro」の「編集点を全てのトラックに追加」というのは、動画編集において基本中の基本である「カット(トリミング)」の機能になります。
↑画像のように映像データや音源に「切り込み」を入れるやつですね!
ちなみに僕は「Z」に、この機能を設定しています。
ショートカットキーを設定するには、検索窓に「編集点をすべてのトラックに追加」と入力します。
※↑「編集点をすべて」の時点で該当の項目だけがヒットしていますね!
恐らくデフォルトでは他のショートカットキーが設定されているはずですが、新たに違うショートカットを設定すれば自動的に上書きされます。
「前の編集ポイントを再生ヘッドまでリップルトリミング」をショートカットに設定
次に、「前の編集ポイントを再生ヘッドまでリップルトリミング」という機能ですが…
これはどういった機能かというと、、、
画像のように、
「Z(カット)」~「A(リップル削除)」までの間のデータを削除し、かつ左詰めしてくれる機能となります。
なので、いちいちカットを入れた後に要らないデータをクリックして削除するという操作を一切しなくて良くなるので、格段に作業効率がアップします。
※直前に紹介した「編集点を全てのトラックに追加(カット)」との合わせ技で使います。
既に上記でも書いていますが、僕はこの機能を「A」に設定しています。
ショートカットを設定するには、検索窓に「前の編集点を再生ヘッドまでリップルトリミング」と入力します。
そうすると、該当の項目が出てきますのでショートカットキーを設定すればOKです。
※ここもデフォルトでは他のショートカットキーが設定されているはずです。
気にせず上書き保存すればOKですね!
「ズームイン(拡大)」と「ズームアウト(縮小)」をショートカットに設定
最後に、「ズームイン(拡大)」と「ズームアウト(縮小)」の機能をショートカットキーに設定していきます。
この機能は、タイムラインエリア(編集エリア)を拡大縮小する機能です。
一応、タイムラインの下にあるバーから拡大や縮小を行うことは可能です。
※バーの両サイドにある「〇」を伸び縮みさせて操作します。
…ですが、ショートカットキーを使えばタイムラインの下にあるバーをいちいち操作しなくても簡単に拡大・縮小が行えます。
特に、カット作業をしているときは再生しながら拡大・縮小のショートカットキーを使うことで流れるように作業が出来るので、作業効率アップには必須と言っても過言ではない機能です!
ちなみに僕は、
「S」にズームアウト(縮小)、「D」にズームイン(拡大)を設定しています。
ショートカットキーを設定するときは、検索窓に「ズーム」だけ入力すると、「ズームイン」と「ズームアウト」の両方が出てきます。
後は、それぞれの機能にショートカットキーを指定するだけです!
※ここも、デフォルトでは他のショートカットキーが指定されているか、未設定になっているはずです。
他のショートカットキー同様に、何も気にせず設定すればOKですね!
最後に…(まとめ)
以上、「Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)」でよく使う機能と、その機能をショートカットキーに設定する方法を説明してきました。
ちなみに、上記で設定してきたショートカットキーの配置は以下のようになります。
【赤枠】⇒「再生/停止」
【緑枠】⇒「編集点をすべてのトラックに追加(カット)」
【黄色枠】⇒「前の編集ポイントを再生ポイントまでリップルトリミング」
【オレンジ枠】⇒「ズームイン(拡大)・ズームアウト(縮小)」
最低限、これらの機能を使いこなせば余分な尺をカットする作業はスムーズに行えるようになります。
※ちなみに、画像のような配置にショートカットキーを置くと左手だけの操作で作業が行えるのでお勧めです。
…ただ、ここで紹介したショートカットキーの配置は、あくまでも僕が使いやすいと思うものになります。
なので、実際に使っていると「やっぱコッチの方がいいな」「ここにも追加した方が使いやすい」といった感じで人それぞれ使いやすい場所というのがあるはずです。
是非、自分が使いやすいようにカスタマイズしてみてくださいね!
■他にも「Adobe Premiere Pro」に関する様々な機能や使い方などを紹介した記事があります!
ご興味がありましたら、是非ご覧になってみてください!
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