この記事では、「Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)」で映像の1部にモザイクをかける方法を紹介していきます。
また、映像の動きに合わせてモザイクを追従させる方法も併せて紹介していきますね!
動画編集において、「モザイク処理(加工)」はとても重要な編集方法の一つとなりますよね。
良く聞く言葉ではありますが、著作権とか肖像権の侵害が問題になることが多い今の世の中、映像内に他人の顔が写り込んでしまった場合は要注意!
また、店の看板や広告などにも注意しなくてはなりません。
その他にも部屋の中とか、色々と「映したくないモノ」があるかも知れませんね(笑
そういった、映したくないものや、人に見られたくないモノを見られないようにするのが「モザイク処理」です。
以下では、「Adobe Premiere Pro」のビデオエフェクト機能を使って、基本的なモザイク処理のやり方を説明していきます。
PremiereProのビデオエフェクトを使ってモザイク処理
では、早速「Premiere Pro」での基本的なモザイク処理の仕方を説明していきますね!
まず、ビデオエフェクトを映像に適応する前に、
どこからどこまでの映像にモザイク処理を入れるのか、切り込みを入れておきましょう!
※ここでは、猫の画像(3秒)の1秒~2秒にモザイク処理をしていきます。(↑画像参照)
シーケンス内のモザイクをかける部分が決まったら、
次は、エフェクトの検索窓に「モザイク」と入力。
そうすると、「ビデオエフェクト」の中に「モザイク」があるのが確認できますね!
※プリセットにもモザイク(イン・アウト)がありますが、今回使用するはコチラではありませんのでお間違いないように!
このビデオエフェクトのモザイクを、適応させたい映像の部分にドラック&ドロップします。
そうすると、映像”全体”にモザイクが適応されます。
※画像では、背景が単一の為、猫の部分だけにモザイクがかかったように見えますが、実際には全体的にモザイクがかかっています。
ただ、これだと全体的にモザイクがかかってしまいますので、
任意の場所だけモザイクがかかるように範囲を調整していきます。
映像にモザイクを適応させると、「エフェクトコントロール」の中にモザイクが追加されます。(赤い点線)
その中にある、〇と□(黄色い点線)のアイコンがあるのが確認できるかともいますが、どちらでも良いのでクリックしてみましょう!
ここでは、□のアイコンを押してみました。
そうすると、モザイクの欄にマスク(1)が追加され、猫の画像のモザイクのかかり方も先ほどとは異なるのが確認できりますね!
今は、猫の画像の上にある□の内側だけモザイクが適応された状態です。
この□の枠は自由に縮小・拡大が出来て、線上にアンカーポイントを追加することも可能なので自由な形に変形することも出来ます。
こんな感じで、画像の上にモザイクが覆いかぶさる感じになればOKです!
モザイクの範囲はアンカーポイントを追加することで細かく調整することが可能なので、必要に応じて使ってみて下さいね。
また、モザイクのマスク内にある項目の数値を動かすと、モザイクの強弱や見せ方を変更することも可能なので、色々と動かしてみて納得のいくものを作ってみると良いですね!
モザイクを追従させる簡単な方法
静止画だと、同じ場所にモザイクをポンと置けばいいだけなので上記の方法で十分対応できるかと思います。
ただ、動画となると動きのあるものに合わせてモザイクをかけたいということの方が多いはずです。
実は、「Premiere Pro」には動きに合わせてモザイクを追従させる超簡単な機能が付いていますので、それを紹介していきます!
コチラの動く猫にモザイク処理をしていきます!
対象にモザイクをかけるところまでは、先ほどと全く同じです。
画像のように猫(対象)をモザイクを覆ったら、マスクパスの「▸(赤矢印の部分)」をクリックします。
なんと!
たったワンクリックだけで、自動的に動きに合わせモザイクを動かしてくれます!(※自動で動きに合わせてキーフレームを打ってくれます)
このように、動きのあるものでも簡単にモザイク処理が出来ます!
ただ、この機能の欠点は長い尺だとかなりの時間がかかるところだと言えます。
数秒~数十秒であればそれほど気にするようなレベルではありませんが、1分以上となると、数分~数十分の待ち時間は覚悟する必要があるかも知れません。
自動モザイク機能が上手く働かない場合は手動で調整
場合によっては、対象からモザイクがはみ出したり、上手くいかないこともあるかも知れません。
その場合は、動きに合わせて手動でモザイクの位置を調整することで解決できます。
ちなみに、
手動でモザイクを追従させる場合は、マスクの「マイクパス」をオンにした後、対象の動きに合わせてキーフレームを打っていくといった感じになります。
最後に一言
以上、「Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)」でビデオエフェクトを使った基本的、かつ簡単なモザイクのかけ方について説明してきました。
モザイク自体は既に用意されたエフェクトをドラック&ドロップで適応させるだけですし、高度な追従機能も用意されているので簡単にモザイク処理が出来るかと思います。
是非、「Premiere Pro」をお使いで、
モザイク処理を行いたいという場合はご参考にして頂ければ幸いです。
■他にも「Adobe Premiere Pro」に関する様々な機能や使い方などを紹介した記事があります!
ご興味がありましたら、是非ご覧になってみてください!
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